図書館で借りた本
先月 梅田のニコンサロンで 金村修氏の写真展
Ansel Adams Stardust (You are not alone)を見に行きました
衝撃的でした モノクロで プリントされた写真 全てフレームは無く
四隅は だらりと垂れて・・・ 臭いも感じました
金村氏の写真展の内容文に こういう文章が載っていました(一部抜粋) ↓
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コンデジや携帯カメラ、iPhoneにスマホで大量に写真が撮られているこの時代に、
写真の希望なんてどこにあるのだろうか。
プリントもされずにデスクトップの中で陽の目を見ることもなく垂れ流しのまま朽ち果てる
デジタル写真の山。
汚いという小手先のリアリズムは、現実に嘲笑される。
汚さは結局リアリズムの概念に回収され、美意識の回路に組み込まれるだろう。
美しさは無限に増え続ける写真の山の中で窒息させられ、
その無残な姿を額装されて公衆の面前で辱しめを受ける。
未来の写真は美しさの扉を激しく叩き、美しさにうめき声をあげさせるだろう。
写真は性的快感を廃棄し、不能を肯定するボストン絞殺魔。
犠牲者が死んでいく過程になんの想像力も持たずに即物的な興味と観察による絞殺を実行する。
着飾って美しく仕上げられたプリントに対し、
脳腫瘍で鬱血した顔すらもきっちり階調を出す非情のゾーンシステムのリアリズムでトラッシュな
アンセル・アダムスになることを未来の写真は希望する。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
金村氏の写真がもっと見たくて3冊図書館で借りてきました
・Happiness is a Red before Exploding (2000/11)
・SPIDER'S STRATEGY (2001/1)
・ I CAN TELL (2001/3)
by fumi-fumi22
| 2014-08-09 23:45
| その他